映画「ミッドウェー」を経営に活かす。 その1 マーケティング戦略編。

先日、久しぶりに映画館足を運んだ。豊川悦司が好きで、豊悦が山本五十六を演じているのが理由であった。
このミッドウェー作戦においては、コロナ禍における中小企業の経営に通じる反省点が多々あると感じ、「マーケティング戦略の確立」に(無理やり)あてはめながら感想をまとめることにした。

ここで「マーケティング戦略の確立」とは、①顧客市場は誰か⇒②顧客のニーズは何か⇒③どう変わっていくか、と定義する。
(この定義は「業績に直結する経営改善の進め方」 鍵谷英二 著より引用)

1.マーケティング戦略の確立

①顧客は誰か
「自社の顧客は誰なのかを出来るだけ具体的に設定して、自社の顧客に対して最大の顧客満足を感じてもらえる「顧客価値」のある商品、サービスの提供を考える必要がある。」

この海戦においては、日米双方互いに「航空母艦の撃沈」が主目的であったが情報共有の徹底に差があった。

米国司令長官ニミッツ提督「空母以外に攻撃を繰り返すな」を徹底。部下と住居を共にするなど日常生活レベルから作戦構想の共有に努めていた。
南雲忠一 中将(空母赤城に座乗)作戦目的の二重性があり指示が不徹底。
具体的には①ミッドウェー島の航空基地への攻撃②敵航空母艦への攻撃と主目的があいまいとなっていた。
山本長官と南雲中将とのコミュニケーションの形跡なし。

【気づきとして】
経営トップは完全な一枚岩になっていますか?? 社長の考えを全社員が共有していますか??

②顧客のニーズは何か
「お客様は本当は「何を」買っているのか、それは自社製品の果たしている「メリット、問題解決、働き、機能」を買っているのである。」

ここでは「問題解決」、具体的にはコンティンジェンシープランを持っていたかについて見ていきたい。

フレッシャー司令長官一瞬迷ったが、主目的達成のため全力攻撃で空母から攻撃隊を発進させた。
この思い切った判断が偶然と幸運を引寄せた。
南雲中将主目的である敵空母が近くにいるはずがないという先入観からミッドウェー島へ二次攻撃を予定していた。島(陸上)と空母を攻撃する兵器を交換する”段取り時間”が発生してしまった。これが勝敗を分けた。

【気づきとして】
☆中小企業においてはコンティンジェンシープランを持つことは難しいが、段取り時間の短縮や客先を複数確保する、さらに内部留保を少しでも厚くしておくなど、普段の努力がコロナ禍で自らを助けることと思います。
都合のいい先入観持っていませんか??

③どう変わっていくか
お客様自体の変化、お客様のニーズ等は必ず変化する。常に変化に合わせて自社はどう変わっていくのが良いかを考える必要がある。

変化に対応するには情報戦略は必須である。

米国日本海軍の暗号解読に成功。最新鋭の通信機器において情報伝達がスムーズに行えた。
日本海軍偵察機の開発遅れ。レーダーの実用化の努力不足。情報の重要性の認識不足。

【気づきとして】
☆菅新首相の目玉政策が「デジタル庁」であることを思えば、当時と変わっていないのではないか。
☆データをうまく活用して効率的な作業が行える態勢は整っていますか??

2.まとめ

「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」
総じて後解釈は多数できるが、ブログではこの映画から「なにか中小企業の経営に生かせないか」の視点で考えてみた。
結局のところ、戦も経営も「主目的」を明確にすることが重要であることになろうと思います。

経営において「主目的」は、広義でいえば「企業理念」「経営ビジョン」であり、狭義でいえば「ターゲットの明確化」に相当します。
トップが幹部や組織の隅々にまでその考えを伝達できているかが勝負の別れ目の大きな要因の一つではないでしょうか。

やはりコミュニケーションって大事だなと思いました。
コロナ禍において、今一度社内のコミュニケーションを見直してみてはいかがでしょうか。

その2へつづく。

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