映画「ミッドウェー」を経営に活かす。 その3  戦も投資も「だろうスタンス」はダメ!

この映画の個人的な感想です。(ネタばれ注意)
ミッドウェー作戦においては、コロナ禍における、中小企業の経営に通じる反省点が多々あると感じ、出来る限り中小企業経営に(無理やり)あてはめながら感想をまとめることにした。

正直、この映画を観るまでは「ワンサイドゲーム」で日本軍の完敗だったのだろうと思っていたのだが、米国側が日本連合艦隊に恐れおののいているシーンが随所にみられて驚いた。
確かに開戦序盤における日本艦隊と米国艦隊との戦力差はまだ日本が互角以上で、この海戦に限っては有利に戦える状況であった。
しかし、米国側があそこまで追い詰められた状態で戦っているものとは全くの予想外でした。

1.経営者一人の知恵で戦う危険性。

詳細は割愛するが、山本五十六長官の独特のグランドデザインにて兵力を分散させ”きっとうまくいく「だろうスタンス」”で指揮命令を行っていたことが悔やまれる。

【気づきとして】
中小企業経営にぜひとも必要なのが、優秀な外部ブレーンである。とかく社内人材に意見を求めても参考・同調意見にしかならないのが世の常である。(実際私もそうでした)

☆決して一人だけの知恵で戦ってはならない。中小企業診断士などをうまく活用せよ。

2.精神論だけでは稼げないが、気合(モチベーション)も非常大事だ。

映画のシーンで米軍パイロットが日本の軍艦に体当たりを敢行するシーンが幾度かあったのが衝撃的だった。
アメリカ人もやるんだな。やはり気合が入らないと戦には勝てないよな、と感じながら鑑賞していた。
また、この映画の主人公の第6爆撃機中隊長ディック・ベスト大尉など、命知らずのパイロットの大活躍で、まさに「偶然と運を味方につけ」日本の主力空母を撃沈してくれた。(´;ω;`)
さらに、映画のシーンにはなかったがミッドウェー海戦序盤における米軍航空隊の損害は尋常ではなく、米国航空隊の作戦命令はほとんど「特攻攻撃」といっても過言ではないほど日本の航空隊に撃墜された。(前半は楽勝ムードで、日本が油断した)
もし、米国が負けていたら、現在の日本のように末代までこの無茶ぶりは責められていただろう。
一貫した意思決定が米軍に偶然と幸運と勝利をもたらした。

【気づきとして】
☆正しい戦略のもとに、気迫(モチベーションアップ)をもって働かないと結果は出ない。

3.その他の感想

・映画『パール・ハーバー』(2001年5月公開)では民間人への攻撃シーンがあり、当時物議を呼んだ。
そのような事実はなく、日本での公開では配慮され、そのシーンはカットして公開された。
「ミッドウェー」でもそんなシーンがあるかと心配したが、ローランド・エメリッヒ監督の「両国の真実の物語を伝える」「片方だけを悪く描くことはとはしない」とのコンセプトで製作されたというように際立った非人道的映像はなかった。
しかし、捕虜を虐待した場面があったので後味が少々悪かった。

・かなり細かい史実にを再現している。
特に空母ホーネットから陸軍航空軍爆撃機を発艦させドーリットル空襲(東京を初空襲)を映像化したのはマニアック的だ。

・山本五十六がドーリットル空襲を受けて、責任を痛感しうな垂れるシーンがあったが、そんなにナイーブかよ!と感じた。
(空母を撃沈されても将棋打ってんだから)

最後に、映画のテンポが速すぎてかなり史実を知っている人でないと内容を理解するのは難しいと感じた。
これから鑑賞する方は下記を参照してから観るといいのではないかと思う。このブログを書く際も参考にした。

「失敗の本質」(中央文庫)
「聯合艦隊司令長官 山本五十六」半藤一利監修(2011年12月23日に公開)

【経営における気づきとして注意したいこと】
☆トップからの指示があいまい
☆大きな声は理論に勝
☆データの解析がおそろしくご都合主義
☆「新しいか」よりも「前例があるか」が重要

菅新内閣の目玉政策が今どき「デジタル庁設立」ですから、何人も先人を決して笑えない。
この映画を他山の石にしてより良い経営環境を創っていきましょう!!

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