穀物市場が恐れる食糧危機連鎖
穀物市場が恐れる食糧危機連鎖(日経ヴェリタス2020/6/14付)
『移動規制で物流が寸断され、国内需要を確保するために農産物の輸出規制に動き出す国が現れている。5月1日時点で、農産物の輸出規制をしている国はロシア、ウクライナ、など15カ国にのぼる(農林水産省)。今後、移民労働者不足による農業生産への影響に加え、港湾での荷役作業遅延などから世界同時多発の食糧危機連鎖の懸念がでてきた。
さらに気がかりはバッタの発生だ。1月にアフリカ東部で大量に発生し、アラビア半島からイラン、インド、パキスタンまで広がり、東南アジアや中国雲南省へ拡大する可能性もでてきた。』
4月末に成立した補正予算には、食料供給を強化する予算が 800億円しか計上されていない。(私が調べた限りですが)
飼料用のトウモロコシの自給率はほぼゼロ%。畜産業にも影響は甚大である。
現状のコロナ禍において、もしこの記事の内容が的中したら中小企業はひとたまりもない。
もう少し大きく取上げる心配事ではないかと思う。備えあれば患いなし。